沿革

History  −ある出会いからこの活動は始まった−

2002年の秋。一人の高校生が奈良県川上村の「森の名人」を訪ねました。名人は、森を育てる技術やムラの暮らし、森の大切さを高校生に話しました。

「森は家や。人間だけやなしに、動物や植物が共存するための家や」木を植え、育て、伐採し、暮らしの中の様々なものに加工する……。
そして再び木を植える。
人の手が入った森には光が入り、生物の多様性が生まれ、動物の棲み家にもなるのです。

けれども私たちの暮らしは「森」ではなく、「石油」に依存する生活へと変化し、森は見捨てられています。

高校生は考えました。森と人の暮らしのつながりを取り戻すために、今、私たちにできることはないだろうか。できることから活動を始めてみよう……。

2002年4月 「森の“聞き書き甲子園”」スタート
森の“聞き書き甲子園”ポスター 国土緑化推進機構が「もりのくに・にっぽん運動」の一環として毎年100人の「森の名手・名人」を選定。 あわせて、全国の高校生100人が「森の名手・名人」を訪ね、その知恵や技を「聞き書き」する 「森の“聞き書き甲子園”」が林野庁と文部科学省の主催でスタートしました。 »森の“聞き書き甲子園”
2003年4月 「森の“聞き書き甲子園”」を企業・行政・NPOの協働事業に
森の“聞き書き甲子園”ポスター 第2回「森の“聞き書き甲子園”」から、林野庁、文部科学省、社団法人国土緑化推進機構、NPO法人樹木・環境ネットワーク協会の4者による実行委員会が主催。複数の企業や団体からも、活動に対するご支援をいただくようになりました。
同年  8月 高校生が「共存の森」の活動を提案
研修風景 初年度「森の“聞き書き甲子園”」に参加した高校生6人が、第2回参加高校生のための「研修」をボランティアでサポート。研修修了後、彼らから「共存の森」と呼ぶ活動を立ち上げたいという提案がありました。以後、「共存の森」の活動は、関東・関西・東北・北陸の4地区の里山を拠点に、「森づくり」「地域づくり」の活動を展開しています。
2007年5月 「共存の森ネットワーク」をNPOに
共存の森の活動 「森の“聞き書き甲子園”」に参加した経験をもつ学生たちや「森の名手・名人」の方たち、そして「森の“聞き書き甲子園”」や「共存の森」の活動を応援したいと考えてくださる一般市民の方たちのご協力により、「NPO法人共存の森ネットワーク」を設立しました。

なお、2008年、第7回「森の“聞き書き甲子園”」開催にあたっては、林野庁、文部科学省、社団法人国土緑化推進機構と当会の4者による実行委員会を結成し、当会が運営事務局を担当する予定です。