NPO法人「共存の森ネットワーク」 | 北陸地区


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活動事例

北陸地区


<地域の概要>

四方を山に囲まれた、自給自足の集落 新潟県村上市高根区

hokuriku1共存の森・北陸は、山形県との県境に位置する、新潟県村上市
高根集落で活動しています。高根集落は、三面川支流、高根川の
最上流域に位置する戸数約180戸、人口770人余りの集落で、
いまだに3世代同居の家が多く残る集落です。
地域では夏祭りや、集落全員が参加する運動会や風祭り(相撲)などの
地域行事も盛んに行われています。都会とはまた違った賑やかさが
高根集落にはあります。
また、高根集落には、約7,000町歩の共有林と約90町歩の棚田が
あります。広大な自然を背景に、かつては、食料やエネルギーを
ほぼ自給しつつ、地域がひとつになって、共に助け合いながら
生きてきた集落です。

<地域の課題>

地域の資源をいかに生かすのか

hokuriku2かつて高根集落は、林業や農業を生業として暮らして
きましたが、農産物や木材の価格低下により、若い世代の
多くは、町で働いています。その結果、棚田の担い手の
多くは、70代以上の高齢者が中心です。
棚田は、団地ごとに水系が異なり、数キロ以上山奥から
水を引いている場所もあります。水路の管理や草刈りは、
高齢者だけで行うことは難しい状況です。また、近年は、
猿が棚田を荒らす等の被害もあり、一層困難さを増して
います。
高根集落の場合、他地域の山村に比べれば、過疎化や
高齢化は、まだそれほど深刻ではないかもしれません。
しかし次世代が、広大な森や棚田をどのように生かして
いくのか。その答えが、まだみつかならいという意味では、
他地域と同様です。
また、高根には、かつて小学校がありましたが、現在は
廃校となっています。教室の一部は、地域の皆さんが修繕し、
IRORIという食堂として活用していますが、別棟の木造校舎は
次第に老朽化が進んでいます。
今後、地域資源のひとつのでもある廃校を、どのように
活用していくかも課題です。

<当NPOの取り組み>

「これからの暮らし」を考える

hokuriku3共存の森・北陸の活動は、2007年に高根の天蓋高原にブナを
植樹することから始まりました。ブナが育つまでには、
何十年もかかりますが、その間、ずっと高根の皆さんと
交流を続けたいと考えたのです。そして、棚田での
米づくり等も体験するとともに、棚田全体の耕作状況や
水路調査等を行いました。調査した時点では、将来、高根の
棚田の多くが耕作放棄地になるという結果になりましたが、
そうはならないように少しでも応援をしたい。2010年より
棚田での活動には、キヤノンマーケティングジャパン
株式会社の社員の皆さんも、CSR活動の一環として関わって
います。
また、学生メンバーを中心に、高根の魅力を都市に発信する
活動も続けています。毎年、アースデー東京にブースを
出展し、棚田米の販売も行うとともに、学生の目線で高根の
魅力を再発見するために「聞き書きでつくる、高根本
プロジェクト」にも新たに取り組みはじめました。高根の
暮らしを都市に住む私たちも応援し、お互いに暮らしが豊かに
なっていくような、そんな交流の形を模索し、実現していきたいと
考えています。

●本地区における協力団体・関係者: 新潟県村上市高根区/高根フロンティアクラブ/キヤノンマーケティングジャパン株式会社