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東日本大震災から5年目の節目を迎えて

2016.03.08

~書籍「被災地の聞き書き101」と「おせっぺとみおか」成果発表会のご案内~DSCF3726

まちの風景が変わっても、変わることがないもの。

暮らしとむすびついている、そのかけ替えのないものに目を向けてみませんか。

2011年3月11日の東日本大震災。
その直後に、共存の森ネットワークの学生たちは被災地へ赴き、さまざまなボランティア活動を行いました。そうして出会った岩手県大槌町をはじめ3つの地域で101名の方々の「聞き書き」を行ないました。

被災地でお話を聞く取り組みは他にもあります。しかし、私たちがお聞きしたのは被災の体験だけではなく、DSCF3810お一人お一人が歩んできた人生、普段のくらしです。その聞き書きが被災地のこれから、そして日本の未来へのヒントへつながると私たちは考えました。

そして今年は震災から5年目を迎えます。

改めて、その「聞き書き」を多くの皆さんに読んでいただき、被災地の方々の過去、現在、未来に想いを寄せていただければ幸いです。

なお、現在、共存の森ネットワークでは、東京電力福島第一原子力発電所の事故により福島県富岡町からの避難を余儀なくされDSCF3492た高校生・大学生が、故郷を「聞き書き」する『おせっぺとみおか』の取り組みを応援しています。

本年度の成果発表会は、下記のとおり、3月19日(土)に都内で行います。
ぜひ、こちらにも足をお運びください。

◆「被災地の聞き書き101」

岩手県大槌町吉里吉里地区を中心に、宮城県南三陸町志津川地区、宮城県石巻市、岩手県陸前高田市田束地区で、101名の方々に、震災以前の暮らしや、震災時の状況、今後への想いを一対一でお聞きし、文章にまとめました。 (発行:公益財団法人東京財団)
>>書籍のお申込み

※通常価格は1冊1620円ですが、本年度中にお申し込みいただいた方に限り、特別価格1500円(送料込み)で販売いたします。

◆「おせっぺとみおか2015」成果発表会のご案内

今年度、約一年間かけて活動してきた「おせっぺとみおか2015」の成果発表を行います。「聞き書き」では、同じ富岡の町民同士だからこそ引き出せたことが多く綴られています。震災から5年。「心の復興」という言葉が注目されていますが、人が本来持っている一人ひとりの力や、その方が抱く未来への希望を引き出していくのは、人と人との関わりの中で生まれる部分が大きいと感じました。発表会では、そういった学びをお伝えし、参加した皆さんが真の復興を考えるきっかけとなればと考えています。

【発表会】

日時:2016年3月19日(土)10:00~12:30

会場:中央大学 後楽園キャンパス 3号館3階3300教室

(〒112-8551東京都文京区春日1-13-27)

定員:50名(先着順)

参加費:無料

※プログラムの確認、お申し込みは、以下のホームページよりお願いいたします。

お申し込み締切:2016年3月16日(水)

>>おせっぺとみおか(富岡町次世代継承聞き書きプロジェクト)

【お問合せ先】NPO法人とみおか子ども未来ネットワーク事務局(担当:金子)

e-mail: k-kaneko@t-c-f.net / 電話: 080-9803-2862