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活動事例

[Voice.02]「聞き書き甲子園」参加者
「聞き書き甲子園」参加者の声
「聞き書き」に参加した
仲間とともに、次の行動へ
廣畑 颯
廣畑 颯 (ひろはた はやて)
Profile
「第10回聞き書き甲子園 (2011)」に参加。 岡山県立林野高校2年生(参加当時)。

「地元をなんとかしたい!」思いで参加

私の地元は、岡山県の美作(みまさか)市というところにあり、一次産業である
一次産業である農業や林業の衰退、少子高齢化などの問題を抱え、存続が危ぶまれる集落もあるほどです。
私は自分が生まれ育った美作が大好きです。
でも、私が成長するにつれて地元は衰退してきているようにも感じており、
「地元をなんとかしたい!」とずっと思ってきました。

でも、どんなに熱く強い想いを持っていても変わらない。
「想い」を「形」にするためには、行動しなければいけないと気づいて、
自分にできることはないか考えるようになりました。

そんなとき、学校の先生が紹介してくれたのが「聞き書き甲子園」でした。
私は、自分の思いを行動に移すチャンスを与えられているように感じて応募しました。

聞き書きから、次の行動へ移るとき!

私が聞き書きしたのは、鳥取県八頭町に住む木工職人の柿田隆名人でした。

柿田名人は、「意志を曲げずにいると仲間は自然と集まってくる、そうしてできた
人と人のつながりがいつか自分を助けてくれる」と教えてくれました。

柿田名人がつくる木工の材料は、製材所で出る端材や、変わった形状で製材すらできず、山に捨てられているような木です。
どの作品も、木の形をそのまま活かしたものが多く、例えば、山に入って見つけた木は家具に、端材は木のおもちゃや鍋敷きなどに生まれ変わります。
一見価値がないと思われているものから、新しい価値を生み出しています。

里山に暮らす人々は、柿田名人のように生きる力を持っています。
自分で米や野菜を作り、鹿や猪も自分たちで狩りします。そして、仲間と助け合って生きているのです。
里山ではこのような生活が今も普通に営まれていることを知りました。
同時に、今の私たちの社会では、そういった技術や知恵を引き継ぐ人が圧倒的に少ないことにも気づかされました。

現在、私、「共存の森づくり」活動のほか、全国の「地域おこし協力隊」とつながり、その活動に参加しながら、地域のあり方について学んでいます。
「聞き書き甲子園」に参加した仲間の多くは、名人への聞き書きを通して、普段は体感できない里山の生活に触れ、大切なことを感じ取り、次の行動へと移しています。
その行動の輪がつながれば、きっと何か変わるものがある、私の地元も元気にできると信じています。

(記:2013年3月)